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働く家電に国境なし [家事]

我々は従来、家電製品を始めとする工業製品は舶来品より国産品がいいと思っていた。舶来品は壊れ易く修理に時間がかかる上に、細やかな気遣いのある機能がないと思っていたし、Made in Japanには何となく誇りを持っていたからだ。しかし、それもうちにルンバ様が来るまでのこと。毎日部屋を隅々まで掃除してくださるこの米国うまれのロボットは、掃除機の概念を変えるほど革命的だったと思う。この発想はなかなか日本の大企業メーカーからは出そうにない。確かにルンバ様は細やかではない。遠慮なく家具に激突したり、埃や髪の毛を取りこぼしても終わりましたと涼しい顔でドックに帰ってしまう。でもそれでも掃除機を出して組み立てて排気を気にしながらかけるという時間や手間に比べれば全く気にならない次元の些細なことだ。

こうして掃除にはかなり満足していたが、WMネオ三種の神器の1つである食器洗い機には我々はこのところかなり不満を感じていた。結婚当初に買った一代目は重ねたお皿すらきれいになり大満足だったのに、あいにく訳あって数年で故障。修理よりも買う方が楽だったので、現在は二代目なのだが、9年前の購入当初から汚れ落ちが不満だった。壊れた一代目よりも新しく大きく、ザブザブと景気よく音を立てたりスチームらしきものが出てくる割に汚れが落ちない。洗剤を変えたり、庫内掃除などしてみたが、ほとんど効果なし。最近ではむしろキレイだったお皿やコップが油や茶葉まみれでカラカラに乾燥するという仕上がりに、イライラする毎日だった。これなら手で洗った方がよっぽどきれいになるけれど、全部手洗いはやはり大変。なので新しい食器洗い機が欲しいと思い続けてきた。しかしこの二代目が意外に壊れない。おかげで更新のタイミングを逸してしまっていた。

それに三代目が二代目よりも良いかどうかわからない。色々リサーチしてみるといつの間にか食器洗い機作りからは各社撤退していて、据え置きタイプは国産は一社しかないというのでびっくりした。みんなそんなに食器洗い機買わないのか…。まあ贅沢品といえなくもないし、一人暮らしだったら普通は買わないかな。でも働く母には必須アイテムだと思うのだが。掲示板とか見ると、食器洗い機があるのに使わないという人もままいるので驚く。汚れが落ちないというのが使わなくなる主な理由のようだ。うんうん、今ならその気持ちも理解できなくもない。しかしそういう人はフライパンなどは料理中に洗ってしまうし、お皿洗いも大したことないという。でも、きっとあんまり揚げ物とか油っこい料理はしないんだろうなあ。それに手荒れも無いんだろうなあ。私なら食器洗い機を更新したくなるけどなあ〜。

私は洗い上がりの悪いお皿もさることながら、毎晩のフライパンや鍋洗いが非常に苦痛だった。手荒れがひどいので調理中に洗うとなるといちいち手袋をはめなければならない。後回しにすれば、子ども達を寝かした後にまとめてやることになるけれど、他にも連絡帳3冊を書いたり洗濯物を畳んだりお風呂に入ったり翌日の子ども達の仕度があったりとやることがたくさんあるので、鍋やフライパン手洗いの手間は無くしたい。それは実は二代目食器洗い機を買う時にもそう思っていた。けれど電気屋のおじさんに言ったら、「奥さん、鍋くらいは手で洗いましょうよ」とたしなめられたのだった。お前は自分で鍋毎日洗ったことないだろう!!と思わず心の中で叫んだね。消費者のニーズを汲めないメーカーに明日はないぞと思っていたが、案の定売れてないじゃん!

私がフライパンや鍋を食器洗い機に入れたいのは、10年前の米国滞在時に借りた家についていたビルトイン食器洗い機がとても大きくて鍋もフライパンもオーブントレイも何でも全部入って便利だったからだ。ただこれまでは賃貸暮らしだったのでビルトイン食器洗い機は夢のまた夢だった。でも今や賃貸暮らしも卒業したからビルトインも可能だ。そう思ってビルトイン食器洗い機を調べると、国産品はほとんどプルオープン(扉ごと手前に引き出すタイプ)だったのでガッカリした。プルオープンではフライパンや鍋が入らないじゃないか!1つだけ国産でフロントオープン(ドアがバタンと前に開き、ラックを引き出すタイプ、アメリカでもこのタイプだった)があったけれど、口コミもほとんどないし舶来品の方がビルトインでは節水等も含めて実績があるようだった。ただし舶来品は高価だ。だいたい国産品の2-3倍くらい。しかも電気工事まで必要だ。舶来品も本当にいいのかはわからないのでなかなか決断出来ず、うだうだ迷った。

でもルンバ様みたいに革命的かもしれないし、もう二代目のできの悪さに耐えきれなくなって、ついに先日、清水の舞台から飛び降りる気持ちでとてつもなくお高い(T_T)、ルンバ様の何倍も高価な舶来ビルトイン食器洗い機様をうちにお迎えした。舶来品にしては小さめのものだったが、いざうちの狭い台所にいらっしゃるとなんともデカイ…。例えるなら洗濯機…。

あんぐりと大きく口を開いてくださる舶来食器洗い機様は、お茶碗や深皿が入れにくいので最初は思ったほど入れられなかったし、エコモードで油っこいフライパンやお皿を入れてみたらねちょっとした仕上がりで少しガッカリした。しかし、色々試行錯誤して、普通モードで洗剤を適量入れる、食器に水が当たるように置くなどを守ったら、見事に食器がピカピカになるようになった。これには大満足!!夫も喜んで色んなものを洗い始めた。ガスコンロの五徳、天ぷら油ポット、油と埃まみれの調味料ケースやスライサーセット、排水口受け皿と蓋等々…。これがかなりさっぱり洗いあがって気持ちがいい。夫と私の茶渋まみれのコーヒーカップもいつの間にか新品同様真っ白ピカピカに!片手鍋もフライパンも土鍋も圧力鍋も魚焼きグリルもまとめてドカドカ入るので、後片付けが非常に楽になった。あー、思いきって買った甲斐があった。

こんな感じで舶来品の良さを再認識した次第であるが、予想していなかった副次的なうれしい効果がいくつかあった。先ずは予想以上に台所が広くなった。もちろん据え置き食器洗い機が無くなることは頭ではわかっていた訳だけれども、実際無くなってみたら突然調理スペースが倍になり、視界を遮るものが無くなってリビングがよく見えるようになった。さらに今まで食器洗い機の裏側のカウンターは物置きになっていたのが、突然カウンターとして使えるようになり、広いカウンターに生まれ変わった。このカウンターは手洗い後の鍋やフライパン置き場にもなっていたのが、それらの手洗いが無くなりカウンターに置くことがなったので、さらに広々。うちの台所、実は広いじゃん(^^;)!!

当然ながらビルトイン食器洗い機が入った部分の引き出し収納が無くなったのだが、大して使っていないものばかりだったし、すかすか状態で使っていたので、他の場所に簡単に移動でき、収納減少については全く問題なかった。

第二に、夫が食器をすすんで食器洗い機に入れてくれるようになった。下洗いもあまりいらないので楽らしい。ふと気づくと、ダイニングや台所をうろうろして他に入れられるものを探している。きっと次は何を食器洗い機できれいにしようかと考えるのが楽しいのだろう。うんうん、いいわよ、どんどん入れて全部きれいにして!

第三に、鍋やフライパンの手洗いが不要になり時間と体力が残るので、今まで手が回らなかったガスレンジや引き出し、床なども日常的にお手入れできるようになった。これは鍋も五徳も食器洗い機に入れてしまうので、今まで手洗い後の鍋第二置き場となっていたレンジがそもそも拭きやすいからこそかもしれない。

第四に、食器洗い機の位置が低くなったので、お嬢がお皿を自分で入れられるようになった。食後は各自自分のお皿を自分で食器洗い機に入れてもらう、という母の野望は近いうちに叶いそうだ。

と、舶来食器洗い機様に心を奪われていたら、ルンバ様の機嫌が悪くなった。ゴミをあまり吸わず、髪の毛を床に撒き散らす。やれやれ、やはり流石はアメリカ製、自分でメンテナンスをしなければならない。夫がルンバ様を解体してかなり念入りに埃を取ったけれどいまいち回復せず。そういえばブラシの軸に付いたプラスチックの部品が壊れかけていたのと、ブラシが汚れていたので、ブラシを新規購入してみた。う〜ん、まだ少し髪の毛落ちてるけど、ダストボックスにゴミはちゃんと入っているからまあよしとするか。このアバウトさが舶来品らしいというか。食器洗い機様の方は毎日2回の大活躍!ビバ、大容量!!

ああ、でもネオ三種の神器の最後の1つ、ドラム洗濯乾燥機は唯一国産で気をはいて頑張っていただいている。実は結婚後三代目だけれども、現状いい感じである。こちらも万歳、大容量!!といったところ。洗濯かごから溢れ出た洗濯物もどんどん入る。

結論:家電は毎日キチンと働いてくれれば国籍関係なし!
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七五三 [イベント]

この2月は珍しく大雪が続く関東。下の記事は実は半年くらい前に書いてアップしそこなったもので、季節感が全くないけれど、せっかくなので投稿。

青空が眩しく観測史上一番遅い真夏日になった10月の某日が結果的に七五三祝いの日となった。晴天に恵まれたのはよかったものの、混みあって写真撮影代の高くなる11月にしなかった代償は大きかった…。何しろ半袖でも汗をかくほどの暑さ。肌襦袢にタオルを何枚も巻きさらに長襦袢、着物、帯とぐるぐる巻き付けて縛り上げるなんて罰ゲームさながら。七五三ってこんなに暑さとの戦いだったっけ?

でも暑くて苦しかったのは着物着るのは成人式以来という私だけだったようで、暑がりではないお嬢の方は全く苦しがらず暑がらず、着物を着た状態を大変楽しんだようだった。それは何よりだったし、母の着物を私が着て、私が七歳の時に着た着物をお嬢が着て、それを母に見せられたのは非常によかった。私は暑さのあまり母に会ってすぐに着物を脱いでしまったので少々残念がられてしまったが。

朝は10時に写真館に駆け込み、お嬢と私は肌襦袢とガウンでヘアメイク。それだけなのに汗だくで、うちわを貸してもらう。やれやれ、冷房きいているのに。その間に坊やの撮影のはずが袴を着るのを嫌がって半泣き状態。仕方なくしばらく放置。そのうちに買い物に行っていたパパが戻り袴を着たら自分も着る気になったようだったので、パパも和装撮影にしたのは正解だった。

私が着付けしている間に坊やの撮影がスタート。始まってみると意外と一人で頑張っていた。そして家族写真、お嬢と坊やの写真、お嬢の写真撮影と続いた。子ども達はあれこれカメラマンに指示されるので緊張気味で表情が固い。そこでカメラマンが緊張をほぐそうと冗談を言って笑わせると、笑って表情は良くなるものの姿勢も気が抜けてぐにゃり。なかなか笑顔できちっとした写真は難しい。撮影中私は暑くて一人でふうふう言っていた。坊やとパパは撮影後は着物を脱いで楽そうだった。撮影が終わってふと気づくとあっという間に12時を過ぎていた。

最後はタブレットで写真選びとプリント仕上げ方法の議論。12時半を過ぎても決められなかったので、結論は翌日に持ち越して急いで帰宅。途中注文しておいたお赤飯と和菓子をピックアップ。双方の両親は早めに来て、近くのコーヒーショップで鉢合わせしたようだ。先ずは我々家族のみ近くの神社に向かい、パパの車ピストン輸送で両家両親も神社に到着。といっても何をするわけでもない。拝殿で簡単に拝んでから全員で写真撮影して終了。暑さのせいか蚊が多くて閉口した。

祖父母組は徒歩で家まで戻っていただき、着物組の我々家族だけ車で家に向かった。もう13:30を過ぎており、お昼ご飯の仕度が気になり、汗だくだったこともあってすぐに着物を脱いだ。でも後から考えたら着物でお給仕でもよかったかも。着付けはお金かかるからしょっちゅうできるものでもないし。でも脱いだら本当に楽にはなった。

パパは前の晩せっせと作ったイクラの醤油漬けや生姜漬けを出したり、つぶ貝やホタルイカのお惣菜を付きだしに出してくれた。あと、スルメイカの揚げ物、焼き鳥、キノコの天ぷら、松茸の土瓶蒸し、鯛の姿焼き、お赤飯。さらに栗むし羊羮やフルーツケーキをいただき、予想以上の大変なご馳走になった。祖父母も喜んでくれたし、坊やもお嬢もうれしそうだった。

お嬢はしばらくは着物のまま食事したり遊んだりして、夕方にようやく脱いだ。ただ、日本髪もどきは気に入っていたらしく、洋服に着替えてからも取りたがらなかった。17時過ぎに祖父母を駅まで送るときも七五三の頭のままだったので、すれ違う人に振り返られていた。

途中、母は脱いだ着物の扱いも教えてくれて、小物と長襦袢を持ちかえってクリーニングに出してくれた。お嬢がまた着物を着たいというので、私もそれに合わせて着られるといいなと思った。と言っても自分で着付けが出来ないので、母に着せてもらうかなー。母は自分では着れるけれど、人に着せる自信はないというので万一ほどけてもいいように家のなかだけで。

翌日夕方には再度写真館に出向いて写真選び。一日頭を冷やして考えられてかえってよかった。結局フォトブックのようなものは作らず、必要最低限の無料台紙付きの六つ切写真を6枚と撮影全データDVDを注文した。うち4枚は双方の両親用。自宅用にはデータがあるけれど、プリント印刷や台紙に貼るのも面倒なので、子ども達の笑顔で姿勢ぐにゃりの写真と家族写真も台紙付きで注文しておいた。

そして1週間ほどで写真が送られてきた。早くてよかったし、台紙付きのプリントもDVDデータもどちらもいい出来だった。写真はいくつか水平が取れていないものがあったのが少々残念だったけれど、まあ安かったから仕方ない。

台紙付きのプリント写真は早速居間に飾って毎日眺めているけれど、つくづく七五三って親の喜びのためのものなんだなあって思う。赤ちゃんだった子ども達が立派に7,5歳に成長したというのは本当に感慨深い。自分も子どもの頃七五三のお祝いをしてもらったけれど、その時の親の気持ちが自分が親になって初めてわかった。お嬢や坊やも親になったらわかるんだろうね。

ちなみにお嬢は自分の着物の写真を見ては自分じゃない気がすると言っていたけれど、着物だとあらたまった感じだからかな。そういう意味でも、そして日本文化継承の点からも、家族全員着物の写真にしてよかったなと思う。
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レンチン弁当女子 [家事]

素敵な保温弁当箱があるというのに、お嬢が小学校に入学してからは毎日なんだかバタバタ忙しく、家を出る時間もお嬢にあわせて早くなったためお弁当つくりの余力が無く、弁当女子からしばらく遠ざかっていた。仕方なく駅構内のパンかおにぎり、コンビニおにぎりで毎日お昼を順番に買っていたけれど、次第にどれも飽きてきてしまった。

そこへきて夏休みになりお嬢の弁当作りが始まった。一緒に自分の分も作ることもあれど、夏場ということもあり、あらかじめお弁当箱一式を温めるのがやはり面倒でたいていお嬢の分だけを作った。でもおにぎりを買うくらいなら、家から白いご飯を持っていこうかな〜、でもご飯だけではさみしいし、おかずは面倒だしーと堂々巡り。ところがお嬢の学童ではレトルトデーというタッパー詰めご飯とレトルトカレーだけ持参すればいい日があり大変楽だったのだけれど、そこでビビビと閃いた。私もタッパーご飯とレトルト持っていけばいいんじゃん!

というわけで、さすがにお嬢の好きなプリキュアカレーは持っていく気にならなかったけれど、2個入りの別のレトルトカレーを買った時に、1個はお嬢、もう一個は私用とした。お嬢はレトルトを先生がまとめてお鍋で温めてくれるらしいけれど、会社では鍋は使えないので、プラスチックのタッパー容器にいれて持参したご飯に、会社でレトルトカレーをかけてからレンジでチーン!!おー、ウマ〜い!

すっかり味をしめてしまい、その後はカレー以外のおかずにもチャレンジし何度か試行錯誤を経て、ご飯+主菜の大タッパーと副菜+ご飯の友の小タッパーと分けて持参するようになった。お昼に会社で大タッパーだけレンジでチンすれば、ご飯と主菜は温かいものが食べられる。さすがに保温弁当箱のようにビーフシチュー、手作りカレーや味噌汁は厳しいものの、買うよりは断然美味しい。何しろ冷蔵庫、冷凍庫、前日の鍋に残ったものをタッパーに詰めるだけという簡単さが嬉しい。保温弁当箱購入前に問題となっていた冷凍ご飯の扱いにくさも楽々クリアだった。冷凍のまま持参し、会社で解凍、レンチンすればいいのである(冷凍ご飯はチンしてすぐに食べれば固くない)。素晴らしい〜!

かくして最近では、弁当女子ではなくレンチン弁当女子(おばさんか(^^;)となっている。でもこーんな手抜きいい加減な弁当作りであっても、やはり弁当作りのキモは同じなせいか、お嬢の弁当作りの際にもそれほど慌てないですむようになった。これまでは子どもの弁当作りというとまずは買い物だと身構えていたけれど、今は残り物で何とかなるかな〜と気楽に考えられるようになった。自分だけの場合はさらに気楽で、残り物がなければ無理に弁当は作らないで、潔く買う。

目下の悩みは最近子ども達がよく食べるようになり、夕飯のおかずが余らないこと!それ、私の翌日の弁当のおかずなのに〜という言葉を何度飲み込んだことか(笑)。これから子ども達は食べ盛り。夕飯多めに作らなければ!
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爪ポロリ [病気]

先日爪がポロリと取れた。と書くとキャー!!恐怖!な感じだけれども、実際はそれほど恐ろしげなシロモノでもない。取れたのは爪の先端だけだし、既に根元からちゃんとした爪が途中まで生えてきている。もう少しで爪が取れるという瀬戸際では少しだけ痛みがあったけれども、爪が取れてからは全く痛くはなかった。

ただ、キョーフなのはこれが7月の手足口病の後遺症だということと、あと5本の指の爪もポロリ予定なこと(注:11月中旬時点ではあと1本がポロリ予定)。親指2本だけはこの手足口病ウィルスの爪攻撃にやられなかったものの、残り8本は餌食となり、2ヵ月以上も経ってからその屍が存在感を主張するなんて、何とも恐ろしい病気…!

因みに爪ポロリ済み・予定のない2本の指はというと、これも爪の一部は餌食となったのだけれど、引っ掛かりが邪魔で切ったり剥がしたりするうちに何となく消滅してしまった。とは言うものの今は部分的に爪が欠けている状態で、見た目がちょっと変なことにはかわりない。

手足口病の時は手足をいかに普段使っているかよくわかったけれど、それも今から思えばたかだか1週間の話。手足口病の最盛期を過ぎたらこれまた恐怖の手足の脱皮に襲われたけれど、それも1-2週間のこと。そしてそれが落ち着くと最後に爪の番が待っていた。爪の生産場所がウィルスに攻撃されて爪が生えなくなるらしい。といっても、ウィルスが死んでしまえばまた爪の生産が始まるので、死んだ爪を乗せたまま新しい爪が伸びるようになる。つまり根元側に隙間のある二重爪のようになる。これは現在も進行中なので恐らく完全終息には3-4ヵ月かかるといったところだろう。

爪が死ぬとどうなるかというと痛みはない。ただ、黄ばんできて汚いらしいのと、糸や髪の毛を引っ掛けやすいので不便である。ざっくり編みのカーディガンに何度爪を引っ掛けたことか。そして髪の毛を洗えば常に爪の隙間に髪の毛が引っ掛かった。この場合痛いのは髪の毛ではなくて爪の方だ。爪が剥がれる恐怖を何度も味わった。そして次第に死んだ爪が上方移動していくと、指との密着面積が少なくなるので、ちょっと背中をポリポリしようとしても力が入らない。ひとつひとつは小さいことだけど何しろ不便な時間が長い分、爪のありがたみもよーくわかった。早く普通の爪がはえそろって、爪の存在に気付かない日々を過ごしたいものである。
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13周年 [イベント]

もう1ヶ月以上も前の話だが、結婚して13年経った。気付けば子ども達も赤ちゃんだった頃の大変さを脱して少しずつ手がかからなくなってきた(違う面で大変になった事も多いが)。そして我々はそれと同時に年をとってきた。シワも白髪も増え、健康や病気に関する話題も増えた気がする。40歳を過ぎたのだから当然なのかもしれないけど。

今回の結婚記念日は平日だったので休みを取った。たいてい半休だけど今回は体調が今一つだったので、全休にした。そして万を辞していつものレストランを予約しようとWebページを見ると…何と痛恨の定休日!!ショック!!気を取り直して前々回候補に挙がったレストランを探してみると…やはり定休日!!仕方なく前夜にネットでレストランを探すことになった。

ところが何故か良さそうなお店はことごとく定休日。近くにリニューアルオープンしたレストランは休みではなく10%引きのはがきが来てたけど何となく気が進まない。そこ以外で徒歩で行けそうな場所のレストランは全滅だったので、少々エリアを広げて探してみた。するとまあまあ近くに定休日ではないレストランを発見した。ちょっとお高いけど雰囲気は良さそうなので電話してみると予約が取れた。なんとか10周年の轍を踏まずに済んだ。

レストランの最寄り駅まではタクシーで向かい、そこから徒歩で到着。白が基調の天井の高い素敵なお店だった。魚料理も肉料理もパンもデザートもどれも美味しかったけれど、アミューズの野菜のマリネが絶品だった。この日はワインも奮発。Cote du Rhoneのchateauneuf 2009年なぞを頼んでみた。香りもよくどしっとしたフルボディワインを楽しんだけれど、坊やと同じ年というのが印象的だった。

話は日常的にしているから特別な会話もなかったけれども、こんな贅沢な食事を美味しく食べられるのももうあと30回もないかも、なんていう話も出た。そうだ、年をとったら体も弱るだろう。美味しい食事も健康ならでは、である。もう将来は見えない遠いいつかではなく、おおよそお尻まで30年後と決まってきているのだ。死ぬのはいつになるかわからないとしても、死ぬまで今のような健康という訳にはなかなかいかないだろう。もちろん健康でいられる努力をして多少は時期を伸ばせるとはいえ…。これが年をとるという意味なのかなと思った。

まあそうは言っても考えても仕方ないのでさらりと忘れて、ほろ酔い気分で散歩がてらしばらく帰りは歩いた。かなり歩いてからふとバスを見かけて乗ったら夫はグースカ。帰宅してからも二人して昼寝。年取ったというか疲れているというか!ま、年に1回くらいだからいいよね。

夕方には子ども達を迎えにいき、連れ帰ってきたら一気ににぎやかな平常に戻った。あっという間に記念日は終わってしまい、後は慌ただしい生活が待っているけれど、残りが見えてきているだけに毎日夫や子ども達と過ごす人生を味わっていかなくちゃと思った1日だった。
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