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わが家のおさる [2人目育児(4歳)]

最近、わが家には一匹おさるがいる(時々二匹)。もちろん本物の猿ではない。おさるのジョージを真似た小さい人である。おさるのジョージは現在毎週TVで放映中なのでわが家では毎週録画してある。坊やはジョージをいたく気に入り、録画を毎日のように見てはウキー、とかアハーなどの言葉はもちろん、ジョージがやること全て真似している。

坊やは、ジョージが地面に穴を掘れば自分も保育園の砂場で穴を掘り、ジョージが指人形とステージを作れば段ボール工作でステージを作る。ジョージがケンパ遊びをすれば白い紙にケンパ遊びの数字を書いて足で踏みつける。先日は写真撮りたいというのでスマホを貸したけれど、そういえばジョージもデジカメで写真を撮っていた。数十枚の彼の撮った居間の写真を見たら、大人が絶対撮らないようなもの(自分の足とか床やカーペット、ガスコンロ、洋服ダンスの中、電気のスイッチ等)の写真だったり、目線が低くて面白かった。彼の見えている風景は大人とは違うのだと気づかされた。

これらは全てTVの真似だとしても自発的に彼が始めた、という点がすばらしいと我々夫婦は思っていて、温かく見守っている。真似と言ってもTVと全く同じにはできないので、彼なりに工夫して少し変更しているのもあっぱれ。これまでは保育園から帰宅するとすることがなくすぐに仮面ライダーなどのTVを見たがったけれど、最近おさるのジョージを真似る方が楽しいらしく、色鉛筆、鋏、ガムテープ、段ボールで何やらごそごそ工作するようになった。それが一通り済むとまたおさるのジョージを見てネタの仕入れ(^^;

これほどまで夢中になれるTV番組もそう無いだろうと思うと、おさるのジョージはよく出来た番組なんだと思う。確かに大人が見ても面白いし、なんと言ってもおさるのジョージのなんでもやりたくなっちゃう好奇心と数々の失敗、人を喜ばせるためにどうすればいいかを試行錯誤で乗り越える部分が、たまらなく坊やの感覚ににぴったり来るようだ。

ちょっとネットで検索したら、おさるのジョージをすばらしいと絶賛する人もいれば、嫌いという人もいるようだった。嫌いな理由としておさるの行儀が悪いから、と書いている人もいたのには少しビックリした。う〜ん、まあ感性の違いかな…アメリカの番組だし、アメリカは一般的に日本人から見るとお行儀悪いと思うからそこは差っ引いて見ないとなーと思うが。でも、おさるのいたずら、失敗、試行錯誤こそが子どもというか人間の本質そのものだと思うし、おさるの経験こそが生きる力を磨く方法だと思うから、そういった哲学を子どもにも面白おかしく伝えているおさるのジョージは本当にすばらしいと私は思う。まあ好みの問題だけどね。

ところでこのおさるのジョージ、原作は絵本である。もうページが黄ばんでボロボロの絵本が実家にある。夫の子ども時代からあったのかは不明だけど、古さは十分昭和30-40年代風。実家にいくたびにお嬢も坊やもよく読んでいた。それがTVでやっているのは知ってはいたけれど、TVほぼ無し生活だったので忘れていた。去年ようやくTVを買い、毎週簡単に録画、再生可能になったので、絵本に遅れること数年後の今ブームになったという訳である。話の内容は絵本とほぼ同じものもあれば、知らないものもある。そういえばデジカメとパソコンとプリンターが出てきた話もあったため、かなり最近の習慣も取り入れられて子どもも取っつきやすそうである。

この番組のさらに良いところは英語でも見られること。少々難しいけれど、英語の音に慣れるのにもってこい。YouTubeで見れば他の言語も豊富。何語であってもおさる語は万国共通なので、坊やはお構い無しだった。ただ最近ではストーリーを楽しめるようになってきたので、英語では意味が分からないらしく、最近では英語は嫌がり日本語オンリーになってしまった。ちょっと残念だけど、ストーリーを完全に覚えてから英語に挑戦してもいいかなと思っている。

まあでも楽しいのが一番!

坊やの撮った写真 ガスコンロ(大人はめったに下から見ることなんかない)とひこうき(意外と本物っぽいアングル)
ガスコンロ.JPGひこうき.JPG
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