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あの日のこと [雑感]

今、「あの日」、といえば、関東東北に住む人間ならほとんどが3.11の地震を連想するのではないかと思う。でも関西の多くの人にとっての「あの日」はやはり身近で起こった阪神大震災なのかもしれない。

阪神大震災から17年と先日報道があった。たくさんの方が犠牲になった痛ましい災害だったけれど、私の住む関東から遠かったせいもあってどこか遠い外国で起こったことのように感じてしまっているのは申し訳ないながら否めない。きっと関西の方は関東の人間とは異なる思いを持たれているだろうと思う。

それでも阪神大震災の地震が起きた時は500キロ以上遠く離れた都内の中高層マンションでも揺れを感じて目覚めるほどだった。慌ててテレビをつけたらどうやら西日本方面で大きな地震があったらしいことがわかった。最初は親族の住む四日市で震度4との情報のみだった。だけど時間が経つにつれて報告される場所が大阪方面に移動しで震度も5、6と大きくなっていった。そして7時頃には高速道路が横倒しになった映像や、死者数が報道され、その数がどんどん増えていった。地震の場所や被害状況がすぐにわからないなんて、これは大変なことが起きた、とゾッとした記憶はかなり鮮明だ。

その後も多分テレビの報道やワイドショー、新聞記事などはたくさん見た。だけど神戸の親戚も無事と聞いたし、こちらも普段の生活もあるので、喉元過ぎれば…となってしまったのは事実。東日本大震災があってから初めて阪神大震災から得た教訓について書かれた本をいくつか読んで、揺れの凄さや避難生活の大変さを改めて知った。

私達がテレビ映像で見た被災地の下では、テレビ中継用ヘリコプターの音がうるさくて救助の妨げになっていたなんて思いもしなかったし、被害の甚大な地域は限定的だったため、すぐ近くでこれまで通り生活している人を見て被災者が辛い思いをしていたことなど、知らなかった。そういう意味では東日本大震災のおかげで阪神大震災も少し身近になったかもしれない。

昨年夏休みには淡路島に行ったので断層記念館にも立ち寄り、子ども達と一緒に震度7も体験してきたし、断層の上に建っていた家も見学した。地震の恐ろしさ、災害の辛さ大変さは、なかなか当事者ほどの理解はできないけれど、近いうちに首都圏にも必ず大震災が来ると言われているので、先人達の体験に学んで被害を最小限にできたらと思う。
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