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二人目の出産 入院編 [出産・入院]

もう出産して3ヶ月も過ぎてしまったのでだいぶ記憶が薄らいでしまったけれど、もっと忘れる前に記録しておかねばという義務感で書いてみる。二度目とはいえ、人生の一大事だったわけだし。残念ながら授乳や便の様子などを記録した紙を退院時に没収されてしまったけれど、なんとか記憶をたどってみることにする。なお入院前半(陣痛・分娩)の記録は、分娩編に書いてある。

入院は経産婦の場合は、出産当日を0日目として4日目に退院とのことだったので4泊と短め。だけど、火曜日に出産したため退院予定は土曜日となり、入院中は平日ということで訪問客も少なそうだし、沐浴指導や退院後の生活のクラスは受講する必要はないので、ゆっくり過ごせそう(ちょっと寂しいくらい?)。そして、母子同室が原則だけど、つらい時は新生児室で預かってもらえるのが嬉しい。退院後は上の子の世話もあるので、この入院中に体をしっかり休めて坊やの授乳も軌道に乗せておきたいと思った。

入院中のメインイベントは以下のとおり。

4/14(火) 0日目 午後6時頃 病室(二人部屋)へ移動。出血多量だったため夕食はベッドで。後陣痛がひどく夜あまり眠れず
4/15(水) 1日目 後陣痛で歩くのがやっと。昼頃四人部屋へ移動。夫と両親来訪。昼頻回授乳で夜12時頃新生児室に坊やを預けて、夜はぐっすり眠れた
4/16(木) 2日目 後陣痛がまだひどい。義姉と友人来訪。体重が8%以上減ったのでオッパイのほかにミルクを足す。夜は添い乳に挑戦。夜中3時ごろにギブアップして新生児室に坊やを預けた。
4/17(金) 3日目 朝、産後初めてシャワーを浴びる。昼前に4人部屋の3人が退院して個室状態に。夜お祝い膳を食べた。お嬢と坊や初対面。夫両親と兄来訪。夜は添い乳。
4/18(土) 4日目 母子ともに診察後、午前11時ごろ退院

分娩編で途中まで書いたけれど、出産当日は授乳を試みるも坊やはなかなか吸ってくれなかった。まだお腹がすいてなかったのかな。9時に消灯でその日の夜12時には新生児室に坊やを預けてしまったのけれど、その後もミルクを少し飲んだ後は結構眠ったとの事だった(確か)。

そういえば、その日坊やは胎便という黒っぽいねっとりした便をしたのだけれど、お嬢の時は生まれてすぐにして看護婦さんが拭いてくれたので、実は初めてお目にかかった。しかも男の子のお尻の拭き方がよくわからなかったので特に難儀した記憶がある。そして出産当日の晩はせっかく坊やを預けてゆっくり休もうと思ったのに、後陣痛とどこからか聞こえる電子音に悩まされ、あまりゆっくりと眠れなかった。お隣の双子ちゃんはほとんど泣かずに静かだったけれど、夜中に何度かお隣のところに助産師さんが出入りしていたので、何度も目が覚めて落ち着かなかった。

翌朝は6時ごろには坊やを連れてこられたような気がする。オッパイの苦労はこの出産後1日目から始まった。午前中は8時と10時に新生児室に連れて行くことになっていたのであまり苦労しなかったけれど、午後からはさすがに坊やもお腹もすいてきたのか、よく泣くようになった(気がする)。実はお嬢の時は昼夜逆転していたようで昼間は寝てばかりでなかなか授乳できず、頻回授乳の大切さもいまいち理解してなかったせいか母乳の出が悪かったので、今回は頻回授乳を心がけて1日12-16回ほど授乳していた。オッパイのくわえさせ方もマスターはしていたはずだったけれども、坊やのおちょぼ口癖や手が口の前に来てしまう癖が災いして、かなり苦労したし、一人目よりはマシだったけれどやはり乳首が擦り切れて痛くなった(一人目のときに購入したピュアレーンを塗ったらよくなったのだけれど、そのチューブの使用期限がなんと2009年5月。ぎりぎり使えてよかった)。

2日目を過ぎても母乳の出はなかなかよくならなかった。助産師さんがかなり頻繁に様子を見に来てくれたけれど、特に吸わせ方について直されることはなかったし、「まだ2日目だから出なくて当然よ」といわれて少し気がラクになった。そして体重が8%以上減少したので、ミルクを足すように指導された。でももともと3800g超で生まれているので、10%減っても3400g程度あるわけでなんか全然心配じゃないなあと思ったのを覚えている。それにしても、二人部屋で同室だったママは「母乳指導が厳しい」とこぼしていたけど、一人目の時は一滴たりともミルクをあげないスパルタ病院だったので、それと比べるとミルク飲ませていいなんてずいぶん優しい~と思った。

そしてオッパイは欲しがるだけあげて、それとは別に3時間おきにミルクを新生児室で与えた。新生児室には作り置きのミルクがあったし消毒した哺乳瓶も置いてあったので、行けばすぐにミルクをあげられてラクだった。ミルクは最初は20mLあげていたのがそれでは足りないようで、30~40mLくらい足したこともあった。おかげで退院する4日目には体重も増加傾向になった。助産師さんには退院後もこのまましばらく混合は続けた方がいいと言われ、「だけど上のお子さんがいると忙しいから混合は無理かもしれないですね。。。できるだけ母乳もあげた方がいいですけどね」とちょっと残念そうに言われた。確かに、混合は手間も時間もかかる。1人目はずっと混合だったけど、そのかわり一日中常に授乳している状態だった。2人目はミルクにせざるを得ない人も多いだろうなと思った。

でもとにかくミルクを足して、母親も赤ちゃんも満足しながら入院生活を送れたのは非常によかった。おかげでだいぶ体を休めることができたし、2人目という余裕もあってか赤ちゃんを可愛いと思うゆとりがあった。それと1人目のときは来客も多かったし講習もあって忙しくて、自分の食事やシャワーすら大変だったし、授乳も下手だったので授乳中に何かするなどできなかったのが、今回は「疲れたから横になって寝ようかな」と思う暇もあったし、赤ちゃんに授乳しながら携帯でメールするという技も使えたので、そういう意味でもとても快適だった。

入院中、母乳の出がイマイチだったのでそれなりにそれも苦労はしたけれど、なんといっても一番きつかったのは後陣痛。これは1人目の時には無かったこと。1日目など、10m先にある食堂まで歩いていくのもヨタヨタ。途中で休みながらなんとか歩くという感じだった。日に日に痛みはマシになっていったけれど、思わず「イタタ」と言ってしまうくらい痛かった。会陰の傷など忘れるくらい。特に母乳をあげている時にしくしく痛んだので授乳が少々大変だった。もっともそのおかげで子宮の戻りはよかったのだけれどね。

入院前から楽しみにしていたのは、食事が食堂でとれることだった。一人目の時はいわゆる病院食が病室に運ばれてきた。4人部屋だというのに全員授乳のためにカーテンを閉め切って、その中で一人でもくもくと食べるというのはなんとも味気なかったし、気分転換ができずにずいぶん滅入った。今回は、どんなにギャーギャー赤ちゃんが泣いていても、「授乳はしました」といえば預かってくれて、ゆっくりと食堂で食事ができた。食堂は大きな窓があって外が眺められたのもよかった。

食事の質はイマイチだったものの、朝食はパンとご飯を選ぶことができたし(パンが不味くご飯は母乳にいいので、毎日どんぶりご飯を選択)、昼食や夕食もオプション料金でちょっとグレードアップできたのも楽しかった。一人目の病院では(母乳のため)おやつがあったのが、今回は無かったのは残念だったけど、病院1Fのコンビニで好きなものを買えたので問題なし。そういえば、夜は授乳でお腹がすくので、コンビニで買ったクッキーをぼりぼりかじりながら授乳したりしたっけ。

あともう一つ楽しみにしていたのがお祝い膳。これも洋食と和食から選ぶことができた。洋食はローストビーフがメインで、和食はお赤飯と鯛の姿焼きがメイン。お祝いといえば当然和食じゃんと思って和食を選択したけれど、なんとその日お祝い膳を頼んだ人は私以外全員(5人くらい)洋食を選択。そういえば朝もパンを食べている人ばかりだったなあ。まあ、確かにお祝い膳を作っているところは洋食で有名なお店だったらしいので、ローストビーフも美味しかったのかもしれないけど、やっぱりお祝いっていったらお赤飯と鯛でしょー。お食事のお味の方はまあまあでした。そういえば食後のケーキは美味しかったなあ。

残念ながら入院中はタイミングがあわずに他のママとはそれほど仲良くなれなかったけれど、最後の日には4人部屋なのに個室として使えるなどのハプニングもあってゆったりと過ごせた。あとトイレとシャワーが部屋についていていつでも入れたのは便利だった。建物が新しくてきれいなのも、精神衛生上よかった。

入院中の坊やは、そのときにいたたくさんの新生児の中で一番重く、泣き声もひときわ大きかった。泣き方はお嬢にそっくりでやかましかったけれど、もう二度目で慣れているのでそれほど気にならなかった。あとどんなに泣いていても、コットに乗せてガラガラ移動すると泣き止むのが面白かった。お嬢の時はコットで移動中も泣き続けていたのと対照的。そういえば今も車に乗せているとき、車が赤信号で停まると泣き出し、青で動き出すと泣き止むけれどそれと関係あるのかな?哺乳量も他の赤ちゃんよりも多く、助産師さんみんなに「よく飲みそうね」といわれた。一旦寝てしまうと、くすぐってもホッペをつついても起きなくて困った(コットに置いたり、おむつをかえると起きた)。抱っこが好きで、泣いていても抱っこすればたいてい泣き止んだ。確かに今も、特に夜はまったく起きずにぐっすりと眠るし、抱っこすればよほど飢えていない限り泣き止む。三つ子の魂…というより、新生児の魂…という方が正確?

なんだかもう断片的にしか覚えていないけれど、退院してからは上の子に気配りしつつ混合授乳をしていたので結構大変だったことを思うと、坊やだけをお世話していればよい入院生活はやはり楽だった。入院中に体力回復できたからこそ、たった4日で退院して家で上の子を見ながら(もちろん母や義母に手伝ってもらって)家で生活できたのだろうと思う。退院後、体調は非常によく体は軽くて、産後1か月は外出こそほとんどしなかったけれど、家では寝たきりではなく簡単な家事をしたりして動いていた。入院中は、育児の大変さに慣れておくか、それとも退院後の育児のために体力温存をするか好みのわかれるところだけれど、二回の産後の入院生活の経験からは、授乳はなるべく多くする必要があるけれど、母体は育児が本格的にスタートする前の入院中にちゃんと休んでおくというのが必要だと私は思う。育児はこれから何年も続く持久走なんだからね。。。とはいっても、まだお嬢も3歳になる直前の駆け出し母なので、これからの大変さはまだ未知数なのだが。。。


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